【MUP】人の感情操作?(シンプル・心理・マーケティング)【LIVE】
人の感情を操作できたらなぁ。
一度は願ったことがありませんか?
恋愛、会社、政治、宗教様々なところで有効に使われている、この感情操作。
ひとの感情を操ることについてビジネスをらめて今回は話していきます。(私生活でも利用可能ですよ!)
物があふれているこの時代にどういったものを人は選ぶのでしょうか。
それは、感動です。
感動って??
感動の説明の前に、質問です。あなたは、買い物に行って、気になるものを見つけました。そんなとき、どのように行動しますか?
見つける→関心をもつ→検索する→比較する→検討する→買う→情報共有する
の流れだと思います。今の時代は物を売る人が多く、物に溢れています。
物が溢れている現状で、いろんなものを見て、経験し、調べ、比較・検討をする買い手側は、頭が良くなっています。
そんな賢い、目の肥えた買い手に、売り手は説得をしないといけません。
ただし、説得をしても人は買いません。説得、説明なんて聞いてくれないんです。
職場での営業電話をイメージしてください。
「お得です~」「儲かります~」とか言われ、その後サービスの説明されても「どこも一緒でしょ」「どうやって切ろうか」とか考えてなかなか説明なんて聞く気になりませんよね。
買う気になっていない人にいくら説明しても意味がありません。
では同じようなものやサービスが、どこでも買える中、買い手側はどんなものを選ぶのか。
それは感動したもの。感動したものに人は動くんです。物に溢れていても、欲しいものは並んでも欲しいものです。
では感動のさせ方ってあるの??
あります。
感動させる3ステップ
- シンプル化
- 心理的法則
- MKT三原則
順番に解説していきます。
まずシンプル化
Appleはとてもシンプルですよね。
Aapple製品には説明書がありません。さらにiPhoneはボタンが一つしかないし接続端子、SDカード挿入口などありませんし、デザインもシンプルです。
とにかくシンプル。キャッチコピーの点でも、
「1000曲をポケットに」
初代iPodの広告だそうです。
今の時代、何かに追加して起業、マーケティングしてもうまくいかない。他社がしているからこれをやろうという時代ではない。今は、何かを取り除いて完成が来る時代。
Newyorkで博多明太子を販売を始めた時のエピソード。
明太子を「Cod Roe」とし、タラコ、たらの卵、辛い~~~~~たくさんの説明~~~~~
としても売れなかったのが、
名前を”Spicy Cavir”としただけでバカ売れしたそうです。
自社のお店、広告、ホームページがどれだけ取り除けているか再確認すべきです。
流れや、作業手順をどれだけシンプルにできているかが、大切になっていきます。
飲食店で、色んなカスタマイズできるのを売りにしているところがありますが、あれはかえって複雑さを招いているんですね。
「セットA」or「セットB」くらいにすれば、とってもシンプルです。
次は心理的法則
心理的法則を活用していきます。バンドワゴン効果、スノップ効果、ヴェブレン効果など..
慣れない言葉が並んでいると思いますが、頭を抱えないでください。
簡単な質問をします。
感覚で答えて下さい。
①あなはどちらを買いますか?
人気のもの・不人気なもの
②あなたはどちらを買いますか?
希少なもの・希少でないもの
答えはありませんが、大半の方が前者を選んだのではないでしょうか。
人気のものを選びたくなる=バンドワゴン効果
希少なものを選びたくなる=スノップ効果
これは人間の心理的判断を利用しています。しかしお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この2つの効果、矛盾してませんか?
どちらも人間の心理に基づいたものなのに、相反する効果なんです。
そして、矛盾したこの2つは不思議と共存が可能なんです。
バンドワゴン効果とスノップ効果を掛け合わせた、巧みな販売方法。例として、
〇九州限定のハローキティ
九州限定→スノップ効果
〇9000人突破!10000人に到達次第締め切ります
9000人突破→バンドワゴン効果
締め切ります→スノップ効果
うまく掛け合わせることで、潜在的に反応してしまう言い回しができます。
次いきます。
ヴェブレン効果:価格が高いとその商品・サービスの価値が高いと思う
しかしこの効果は価格を高くすることは、人を限定してしまいます。
なので買う人を少なくすることになってしまいます。悲しいですね。
ここで、他の効果と掛け合わせます。
買う人を絞る効果と、みんなが買う効果の組み合わせ。
権威性のある人が高級ブランドを宣伝する。
綾鷹のCMで、お茶の専門の方が「うまい!」とか言うと頭に残りますよね。みそ汁の通販番組でもこの手法は使われていました。
鉄板の販売方法ではありますが、販売のプロはしっかり効果を考えてしっかりCMやキャッチコピー作ってるんだなと感じます。
これらを巧みに使うことで、営業トークをせずに、人間の本能をついた言い方が可能になるんですね~。
最後にMKT三原則(マーケティング三原則)
みざる、きかざる、うごかざる
人は基本的に見てくれません。聞いてくれません。動いてくれません。では
どうしたら見てくれる?どうしたら聞いてくれる?どうしたら動いてくれる?かを考えます。
お店の規模が小さいから?お店が豪華じゃないから?特別な商品がないから?
どうして見てくれないの?聞いてくれないの?来てくれないの?
なぜか??それは感動がないから。
感動と聞いたらうるうるしたら感動。だけではありません!気持ちが動いたら感動。
驚き、ワクワク、嬉しい、怖い、ハラハラこれらはすべて感動です。
企業の広告も理解広告から興味広告に変化してきています。
とにかく意外な場所に心を動かすキャッチコピーを!どこでもいい。
まずは意外な場所を探してみましょう。
ポイントカードにするとお得!会員になるとお得!サブスクにするとお得!
すべてダメ。
サブスクにすると10000円得です!ではなく、サブスクしないと10000円損します。とすると効果的。
人間は得することよりも、損することに恐怖を感じる感動を利用したものです。
日本の職人気質の方は、とても技術を磨いて素晴らしいが、それだけは誰も理解してくれないし、買ってくれない。なので人を連れてくるスキルが必要になるわけです!
使ってみて、利用して初めて価値を感じるのに、手に取られなければ意味がありません。
心を動かすことを考えて取り組むことが、人を動かすことへの早道のようです。
人の感情操作についてお話ししてみました。
大手企業も活用しています。使わないと損ですよね。